SYM 125EFIジェネレータ交換修理依頼
今回はバイクの発電がしなくなった、とのことで
「レギュレータは自分で交換したが発電が弱い。おそらくジェネレータの問題かと思うので交換してほしい」
といった内容です。
SYMという海外のバイクで部品も手に入りにくいですが、ジェネレータはお客様が交換部品を持ち込みとのことで早速作業に入ります。(部品の持ち込みでの依頼も歓迎です)
ジェネレータを外した写真です。ここまで来るのに外装やマフラー、スイングアーム?などを外さないといけないので案外手間です。
手前が車両についていたものです。
よく見ると焦げていますが、これが原因でおそらく発電できていなかったものかと思います。
早速持ち込みいただいた部品に交換…したのですが、どうにもフライホイールに入らない
見た目はほぼ同じ、ピックアップ部分も同じだったのですがジェネレータの外形が少し大きい!!
どうやら違う車種の物を気づかず購入していたようです。
お客様から新品のジェネレータを送ってもらい、交換。こちらは問題なく取り付けできました。
そして組付け。ジェネレータがオイルに漬かっているタイプなので必然的にオイル交換も作業に入ります。
ラジエータホースも抜く必要があるのでクーラントも忘れずに入れていきます。
そしてエンジンをかけます。ジェネレータから直の発電電圧は17ボルト前後。問題なさそうです!!
しかしいざバッテリーに供給されている電圧を見ると…12.3V??よくよくレギュレータを見てみると
写真では分かりにくいですが、カプラーの配線の順番が違います。
本来12vが来るはずの所にアースが来てる!!
社外の互換品だとこんな製造ミスもあるのでしょうか…。
今回の状況を予測するに
・レギュレータの破損(発電せず)
↓
・レギュレータを交換したが配線が逆で充電できず
↓
・ジェネレータに異常な負荷がかかり焼損
という事かなと思います。
なにはともあれ原因が分かって良かったです。
社外の互換品を付ける際には念のため気にしておきましょう!
あとはレギュレータを注文し、作業完了。
ありがとうございました。
こちらではバイクの修理、相談などお待ちしております。
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余談
リアのブレーキキャリパーを外した際、ブレーキパッドのシューがポロリと
おわかりでしょうか。本来あるはずのシューがありません。
125EFIのパッドが見つからず、なんとか国産車の同様の形のもので代用できました。(バリオス、エストレア用)
しかし取れた部分とは反対側のパッドはまた形が違うため、こちらは元のまま組付けです。
(おそらくV100前期用で流用できそう??詳細不明ですが参考までに!)
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